今から約40年前の1972年に刊行された一冊の児童文学「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」。小さなネズミを主人公にしたその壮大な冒険物語は、子どもたちのみならず、大人をも魅了し、ミュージカルやTVアニメなどさまざまなメディアに翻案され、原作とともに幅広い年代に愛されてきました。そんな多くの人が親しんだストーリーが、構想から15年、10年の製作期間を経て3DCGアニメーション『GAMBA ガンバと仲間たち』として新たに誕生します。
生き生きとスクリーンの中を駆け回るガンバと仲間たち。卓越した技術でキャラクターに息を吹き込み、美しい映像を生み出したのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『STAND BY ME ドラえもん』を手がけた映像制作会社・白組。さらに、『ALWAYS 三丁目の夕日』をともに手がけたヒットメーカー、古沢良太が自身初となるアニメーションの脚本を担当。さらにプロジェクトは、大物クリエイターたちの目に留まり、ついに海外へと広がります。エグゼクティブ・プロデューサーは、『スパイダーマン』『アイアンマン』『X-MEN』のプロデューサーとして知られるアヴィ・アラッド。音楽は、第86回アカデミー賞作品賞ほか3冠に輝いた「それでも夜は明ける」へ楽曲を提供した、ベンジャミン・ウォルフィッシュが担当。ロンドンのアビー・ロード・スタジオにて、フルオーケストラで収録されました。日本からも、常に注目を集めるアートディレクターの森本千絵が、コミュニケーションディレクターに就任。宣伝ビジュアルのディレクションや、エンドロールの演出を担当し、物語を締めくくります。
ある人にとってはどこか懐かしく、また別のある人にとっては全く新しいガンバの物語。今秋、日本のエンターテインメントに新たな旋風を巻き起こします。
普段、何気なく過ごしている日常の中でも、
目の前にあわられる大きな壁にプレッシャーや不安を感じ、
心が押しつぶされそうになることがあります。
新しくはじまる生活、人間関係や、新たなステップへのチャレンジ...
人や置かれる立場によってその壁は様々ですが、
乗り越え、前に進むには、強い意思と力が必要です。
そんな時支えとなってくれるのは、あなたの、周りにいる大切な人たち。
一人では越えられないと思う壁であっても、
その支えが勇気となって、乗り越えることができる。
この映画は、20㎝ほどの小さなネズミたちが力を合わせ、
決して勝てる見込みのない強大な敵に、命懸けで立ち向かっていく冒険物語です。
原作の芯を大切にしながら、主人公ガンバの持つ「強い意志」と、
仲間たちが一つになってこそ生まれる「強い力」に焦点を当て、
見てくれた人に「勇気」を与えられる映画を目指しました。
あなたの大切な仲間たちと一緒に、この映画を観に来て欲しいです。